9.12 アナーキズムがテーマのGA!FAから バラクラバが到着 その名も、「Tiqqun」 「ティックーン」とわ ユダヤ教のカバラーで「壊れた器（世界）の修復」を意味するヘブライ語 また、この言葉をタイトルにパリで急進左派により発刊された哲学雑誌から取っています。 執筆者全員わ個人名を秘匿して「ティックーン」と名乗ったそうです。 サイズ：全長 約52cm 頭位 約60cm 綿、シルク、ウール、化繊など様々な生地の端切れで構成。 刺し子を入れ補強と意匠を加えた後で熱湯を通してマス。 前後で使用でき正面わZIPから目を出し、 裏面のフルフェイスの方わ網目から外界が見える様になっています。 ● 雑誌「ティックーン」わ 「状況主義」のギー・ドゥボールの流れを汲むグループにより発刊されたそうで、9.11後に僅か二刊で解散。 親交のあったジョルジョ・アガンベンわ 「夜のティックーン」の中で、 「ティックーンは、活動ではなく、一種特殊な安息日の休暇のようなもの」とし、 「決定的な問いは《何をなすべきか》ではなく、《どのようにすべきか》である」と続ける。 「すなわち、「どのように」が全面的に「何を」に取って代わるような活動、 形相をもたない生と生をもたない形相が生という形相において一致するような活動を意味している。」 ● スーザン・ソンタグわ『他者の苦痛へのまなざし』で 「(9.11を)近くで目撃した人の最初の反応には、 「現実とは思えない」「超現実的「映画のよう」ということばが多かった。 （40年間ハリウッドの大掛かりな災害映画が作られてきたあとで、「映画を見ているようだった」という感想は、（略）「まるで夢のようだった」というのにとって変わった感がある」と云ふ。 ● 映画『DAU.退行』の中でラビがこんなことを呟く 「世界から隠れると、世界から見えなくなってしまう」 科学により、誰もが世界内存在として自己を投企することが可能になった現代。 この身振りわ、全て政治的で営利目的であり、 その数字わ、後期資本主義の熾烈な競争原理の元にある。 この全世界的な闘争状態の中で勝者わ一体誰か。 見えていながら存在せず、存在せずに見えている。Banksyが熱狂を帯びるのも頷ける。 この仮面わ、この時代を抽象し具象化した生を求める者たちの為にある。