ZEISS CP.3 35mm T2.1 ⚫︎優れた色再現、高コントラスト ⚫︎シネマ用のT*コーティング ⚫︎ハイライトからシャドウのなだらかな階調表現 ⚫︎800gの軽量設計 ⚫︎最小限のブリージング ⚫︎高いマイクロコントラストによる立体的な描写 ⚫︎業界スタンダードのPL/Feet表記 ⚫︎フルサイズ対応 ⚫︎Zeiss cp.2より滑らかなフォーカスリング ⚫︎ PL→EFに簡単に交換でき様々なマウント対応可能 このレンズの特性が分かるよう、個人的な意見も含め紹介します。作例も載せています。 ZEISSの設計思想は、一貫して「極限までクリーンな映像を届ける」ことにあります。近年、デジタルセンサーの性能向上に伴い、ヴィンテージレンズのようなクセや味を求める懐古的なトレンドが見られる一方で、ZEISSはその対極を行く道を選んでいます。ZEISSは、レンズを通した光の情報を純度を損なうことなくセンサーに届けることを「正解」と定義し、それを体現したレンズがCP.3やSignature prime です。 その一方で、ビンテージや近年の安価なシネマレンズは、そうしたレンズは、センサーに届く情報量を制限するリスクもあります。例えば、ローコントラストで発色が淡いレンズは、センサーに届く色情報が制限されることもあれば、緑や青色の波長が強調されてスキントーンを損なっていることがベクタースコープやRGBカーブでも見て取れます。 ZEISSのシネマレンズは、非常に高い精度で光やセンサーに届く波長もコントロールしているので、高コントラストで色再現性に優れた、自然でクリーンな描写をしています。映像の階調表現は滑らかで、肌のトーンや細部の質感に至るまで、非常に正確かつ美しい仕上がりを可能としています。人物を撮れば艶やかで麗しい独特な表現をしてくれます。 このような高い性能を持つシネマレンズは重く大きくなりがちですが、CP.3は800g(35mm)と軽量です。手に取るとその軽さが印象的だと思います。重量バランスも良くジンバルに乗せても楽にオペレーションできます。 新たにCP3の5本セットを購入予定で、被るためこちらを手放します。 光学系は綺麗なコンディションを保っており、外装にわずかな傷があるものの全体的に良好です 高額なため多少であれば価格交渉可能です。 購入時540,000円