掛軸 青柳琴僊筆 ねずみ大黒 水墨画 大正13年子 ねずみ年元旦

群馬県利根郡月夜野出身の日本画大家、青柳琴僊の掛軸「ねずみ大黒」です。琴僊は、慶応3年(1867年)群馬県月夜野に生まれる。明治14年林青山の門に入り、桃野小学校で教鞭をとる。明治18年児玉果亭に入門。南画を学ぶ。34年、35年連続で全国南画共進会で二等褒状を受ける。その後、大阪南画会正会員となり、宮内省御用品の栄誉を賜る。明治44年児玉果亭の地元信州渋に永住を決め画室を設ける。昭和35年群馬県文化協議会より文化功労賞を受賞。その後、師児玉果亭が逝去した後、果亭画塾を継承した。昭和37年96歳で逝去。この作品は、琴僊得意の水墨画で、大正13年元旦にその年の干支であるねずみと大黒様を描き、家内安全、商売繁盛を祈念したおめでたい作品で、地元の豪商に頼まれて描いた作品と思われます。サイズは軸装の縦193センチ、横幅43センチ、画面寸法縦131センチ、横幅32.5センチです。合わせ箱に入っています。状態は良好です。丁寧に梱包して発送致します。